歯科技工士として大切にしていること
――他所の技工所と同じ義歯を作っても仕方ない、という気持ちは持っています。基本に忠実であるのはもちろんですが、より丁寧に、より精細に、どこにも負けないクオリティーの義歯を作っていくんだという気概を持って仕事に取り組んでいます。
失ってしまった歯と同じものを生やすのは、神様でも無理なことです。元あった歯にいかに近づけられるかが私たちの仕事ですから、そこは常に高みを目指して、患者様のニーズに対して、それ以上の入れ歯でお応えしたいと思っています。
歯科技工業界の今
――入れ歯に関して言えば、「ノンクラスプ」、いわゆるバネがない審美義歯が一般的になりつつありますので、私たちもノンクラスプデンチャーに力を入れています。昔は、「いかにも入れ歯」というものが多く、患者様も「入れ歯だから仕方ない」とお考えでしたが、最近はご年配の方でも審美意識が高く、「入れ歯をしていることが分からない」レベルの審美性が求められるようになってきました。
機能だけでなく、審美的にもハイレベルの入れ歯が求められる時代になりましたが、業界の現状としては、若手の技工士が少ないという課題があります。そこは、私たちがもっと歯科技工という世界の認知度を高め、若手のプロフェッショナルを育てていかなければと思っています。
入れ歯製作のやりがいとは
――ハイテックは義歯専門の技工所ですが、入れ歯というのは様々な技工物のなかでも特にデリケートなものだと考えています。クラウンは歯、つまり硬いものに被せる技工物ですが、入れ歯は歯ぐき、つまりやわらかいものに被せる技工物です。それだけに、わずかなズレでも患者様はすごく敏感に反応します。そういった意味で、義歯製作は非常に高度な技術が求められますが、それがやりがいにもなっています。
また、精度の高い入れ歯を作るための手法も千差万別で、歯肉の硬さや形・大きさなど、様々なことを考慮しつつ、様々な方法でアプローチしていけなければなりません。最適な入れ歯を作るための「答え」は患者様ごとに違います。とても奥が深い仕事ですが、極める価値のある分野だと思っています。
患者様へのメッセージ
――入れ歯を作るなら、やはり義歯治療に強いドクターがいて、その後ろに義歯製作の実績豊富な技工所がいないと満足のいくものはできません。今は何でも調べられる時代ですから、積極的に歯科医院や歯科技工所のことを調べたうえで受診してほしいと思います。歯科医院に、「どんな入れ歯が得意ですか?」「技工所はどんなところを使っているんですか?」などと質問するのは失礼なことではありません。むしろ、満足のいく入れ歯を作りたいなら、そこまでしてほしいですね。
よりよい入れ歯を作るために
――歯科技工というのは、情報が多ければ多いほど、いいものができあがります。入れ歯の精度を上げるためには、より多くの情報が必要です。ですから、「こんなことまで言っていいのかな」と思うようなことでも、ドクターに伝えてほしいと思います。特殊な症例の場合は技工士が診療に立ち会わせていただきますので、その際も遠慮なくご要望をお話しください。
ハイテックは、やはた歯科をはじめ数多くの歯科医院との取引実績があり、豊富な技術とノウハウを兼ね備えた歯科技工所です。35年の実績のなかで多くの経験を積んだテクニシャンが揃っています。
「歯ぐきの負担にならない」「ぴったり合って痛くない」「よく噛めて見た目が自然」――このような入れ歯をお求めの方は、ぜひ一度ご相談ください。やはた歯科と手を携え、ご満足いただける入れ歯をご提供します。
姫路市やはた歯科入れ歯・義歯専門治療では、金属床をはじめとする様々なタイプの入れ歯を取り扱い、噛み心地はもちろんのこと、審美性にも優れた入れ歯をご提案しております。
当院の理事長は入れ歯・義歯治療の講習・セミナーにも積極的に参加し、一人ひとりの患者様のお口に最適な入れ歯のご提案から、作製・メインテナンスまでしっかりと行い、多くの患者様にご満足いただいております。
入れ歯を作るのがはじめてという方はもちろん、他院で作った入れ歯でお悩みの方も、お気軽にご相談ください。お使いの入れ歯のどこに問題があるのかを調べ、調整や作り直しなど的確な対応をお約束します。
義歯治療実績
――私の義歯治療はやはた歯科開業以前の、勤務医時代に行った身内の入れ歯の製作から始まります。父方の祖母は現在93歳で、私が開業する以前の勤務医時代から上顎総義歯を装着しており、姫路市からわざわざ神戸市内の勤務している歯科まで一緒に通って総義歯を作りました。今から18年以上も前の話ですが、現在も修理や調整をしながらその義歯を使い続けています。
より快適な入れ歯を祖母に
――現在93歳の母方の祖母は、上顎にマグネット入りの総義歯金属床で無口蓋の入れ歯をはめています。とにかく入れ歯が嫌いで食事以外は外しているという状態が続いていたので、そんな祖母でも快適に日常生活を送れる義歯をなんとか作ってあげたい、という思いから現在の形になりました。
98歳でも噛める義歯を
――父方の祖父は98歳でこの世を去りましたが、開業当初は顎堤の吸収が著しかったので、まずは上顎、下顎共に金属床義歯を作り、難症例に対応しました。その後、90代になるとさらに顎堤の吸収が進んできたので、上下フィンデンチャーを作り、どうにか最後まで義歯治療をすることができました。
これらの治療遍歴は私が義歯治療をする上で貴重な財産となっており、できるだけ快適な日常生活を送れるような義歯治療を、患者様にも提供していきたいと思っています。
医院名 | 医療法人社団 やはた歯科 |
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理事長 | 八幡 智裕 |
住所 | 〒671-1205 兵庫県姫路市勝原区大谷8-1 |
TEL | 079-272-8686 |
駐車場 | 27台 |
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 9:00~12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
午後 15:00~19:30 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
△:14:00~18:30
休診日: 木曜午後・日・祝日
アクセスマップ
JR網干駅より徒歩約13分
駐車場のご案内
※ 斜線部がやはた歯科の駐車スペースになります。
医療費控除とは、1年間(1月1日から12月31日)にかかった医療費が10万円を超える場合、納付した所得税の一部が還付される制度です。ご本人の医療費だけでなく、生計を同じにする家族の医療費も対象となります。確定申告の際、医療費の領収書などを添付するため、領収書などは大切に保管しておきましょう。なお、医療費控除の上限額は200万円です。
医療費控除の対象となる医療費
- 医師、歯科医師に支払った診療費、治療費
- 治療のための医薬品購入費
- 通院、入院のための通常必要な交通費(電車賃、バス代、タクシー代など)
など
医療費控除に必要なもの
- 治療費の領収書
- 税務署でもらう書類(申告書、医療費の明細)
- 医療保険などで補てんされた金額の分かるもの
- 給与所得者の場合には、還付申告をする年分の源泉徴収票
- 認印、還付金を受け取る口座番号(本人名義のもの)
>> 医療費控除についての詳細は「国税庁タックスアンサー」をご参照ください。